こんにちは!
パーソナルジムエイルでは、ダイエットに関するご相談を公式LINEにて受け付けております。
そこで質問の中でも多かった『ケトジェニックダイエット』について分かり易くご紹介いたします。
①『ケトジェニックダイエット』とは何か?
ケトジェニックダイエットとは、食事で摂取する炭水化物の量を極端に減らし、代わりに脂質を多く摂ることで、肝臓で産生されるケトン体を利用して、体脂肪を燃焼させるダイエット方法です。ケトン体は、脂肪を分解して作られる物質であり、ブドウ糖に代わるエネルギー源として利用されます。
②ケトン体とは?
私たちの体は、炭水化物(主に糖質)を分解してグルコースを作り、これをエネルギー源として利用します。しかし、飢餓状態や糖質制限ダイエットなどの場合、体内の糖分が不足し、エネルギー不足に陥ります。そこで、体内の脂肪が分解され、肝臓でアセチルCoAという物質に変換されます。アセチルCoAは、ケトン体という物質に変換され、血液中に放出されます。このケトン体は、脳や筋肉などの組織でエネルギー源として利用されます。
つまり、ケトン体は、糖質が不足しているときに、体内の脂肪を代替エネルギー源として利用するために生じる物質と言えます。
③どのくらい脂質を摂ればケトン体になるのか?
ケトジェニックダイエットにおいては、炭水化物の摂取量を極力減らし、代わりに脂質を多く摂ることが必要です。一般的には、食事全体のカロリーのうち、70%から80%を脂質、15%から20%をタンパク質、5%から10%を炭水化物にすることが推奨されています。
④ケトジェニックダイエットが向いている人とは?
ケトジェニックダイエットは、主に肥満や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の予防や改善に効果があるとされています。また、ボディビルダーのような筋肉量を増やしつつ体脂肪を減らしたい人にも向いています。
ただし、脂肪代謝の障害や肝臓病、腎臓病、消化器疾患などの病歴がある人、妊娠中の女性、授乳中の女性などは、適さない場合があります。事前に医師や専門家に相談することが重要です。
⑤ローファットダイエットと比較してどうか?
ローファットダイエットは、脂肪を制限して炭水化物やタンパク質を中心に摂るダイエット方法であり、一方でケトジェニックダイエットは、脂肪を中心に摂るダイエット方法です。両者は栄養バランスや代謝の仕組みが異なるため、効果や向き不向きに差異があります。
ローファットダイエットは、カロリー制限を主体としたダイエット方法であり、脂肪の摂取量を制限することによって、カロリー摂取量を減らします。一方、ケトジェニックダイエットは、炭水化物を極力減らし、脂質を多く摂取することで、体脂肪を燃焼する仕組みを活用します。
また、糖質の摂取量が多く、インスリン分泌を刺激するため、血糖値の上昇が激しく、食後の満腹感が短いという欠点があります。一方、ケトジェニックダイエットは、ケトン体を利用することで、血糖値の急激な上昇を抑え、長時間の満腹感を得られるため、空腹感を感じにくく、食欲をコントロールしやすいというメリットがあります。
⑥まとめ
以上、ケトジェニックダイエットについてご紹介いたしました。ケトジェニックダイエットは、炭水化物を極力減らし、脂質を多く摂取することで、肝臓で産生されるケトン体を利用して、体脂肪を燃焼するダイエット方法です。効果は個人差がありますが、肥満や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病の予防や改善に効果があるとされています。ただし、適さない人もいるため、医師や専門家に相談することが重要です。