筋肉隆々な人や身体の柔らかい人が万能かといえばそうではないように、痩せている方でも走ったりスポーツしたりしていますし、体の硬いスポーツ選手もいます。大事なのは筋肉の量や柔軟性だけではなく、働くべき筋肉がタイミングよく効率的に働くことであると考えます。
人には潜在能力が存在しています。
その潜在能力を引き出す事が出来るのが
PNFテクニックです。
PNFとは?
1940年代にアメリカの医師と理学療法士によって開発された運動療法の1つで、その哲学の基本は「全ての人間は障害を持つものも含め未開発の潜在能力を持つ」(Dr. Herman Kabat)という前提の上に成り立っています。
またPNFによる施術は常にポジティブで、対象者様にとって身体的・精神的に何が可能かを考えることを大切にしています。
具体的にはパターンと呼ぶおよそ40通りの「動き」にテクニックと呼ぶ10個の「方法」を組み合わせてながら、対象者の自発運動に対して抵抗を与えて動きを引き出します。
それによりPNFのP(proprioceptive)である固有受容感覚(体の動きを感知する感覚)に正しい情報を入力させ、最終的に運動を修正できると考えています。
PNFは基本的に対象疾患を選びませんが、得意なことは「筋の反応スピードを高めたり、使えていない筋の反応を引き出すことで潜在能力を引き出すこと」であり、その結果が痛みの改善やパフォーマンスの改善につながると言えます。
①筋肉に刺激を与える、筋肉を動かす
②神経を伝達して、情報が脳に伝わる
③脳から信号を出し、神経を通して筋肉に伝える
筋肉・神経・脳の巡りを良くすることで、自分を動かせるカラダを構築していく。
運動は脳からの司令で筋肉を動かして生じるものですが、その筋や関節などに存在する固有感覚(深部感覚)受容器、また視覚や平衡感覚などの特殊感覚などから情報が瞬間的に脳に伝わり微調整を行って、また筋肉を動かしていくということを繰り返しています。
PNFの狙いは、筋肉を動かしたときの固有感覚受容器からの情報をより正しくより多く脳に伝達させることにあります。
脳から筋肉への伝達を変化させることで、いままで使えていなかった筋肉を認識したり、さらには姿勢はもちろん運動を修正することができると考えています。
PNFテクニックとは?
コンディショニング ストレッチ トレーニングをおこなう事によって
可動域の拡大効果がすぐに体感出来るものです。
今まで医療現場のリハビリテーションのテクニックとして脊椎怪我や骨折、脱臼による怪我、脳疾患や病気による動きに制限がある身体を回復させる為に活用されていましたが、今では医療現場だけでなくダイエットや美容、スポーツ選手のパフォーマンスの向上、怪我の予防や改善にまで用いられる様になりました。それら総てを得る事で怪我をしにくい身体 動かしやすい身体に作りかえて 更に神経の促通を得る事でコンディションを向上させパフォーマンスを最大限に発揮出来る身体を維持する事ができる事で生活の質の向上につなげることが出来ると考えられます。
A-Yel(エイル)では、トレーニングのみならず、様々な角度からお客様のお悩みにアプローチしていきます。